過熱蒸気をプロセス用として使い易い飽和蒸気に変換します。
熱機関では高温高圧の過熱蒸気が使用されていますが、一方産業用のプロセス蒸気は、その圧力に対応して温度が一定、凝縮伝熱で大きな総括伝熱係数が得られる等の利点より飽和蒸気が用いられています。
(株)進栄技研のDH型蒸気減温器(デスーパーヒーター)は、従来型の過熱低減器とは異って完全な飽和温度の得られるスプレイ・トレイ式の減温装置です。通常は減温水量を調節しない簡易型です。
減圧弁装置と組み合わせれば容易に高温高圧の過熱蒸気を任意の圧力のプロセス蒸気に変換する減温・減圧装置として使用できます。
減温器(デスーパーヒーター)の特長
1.
完全な飽和温度の蒸気が得られます。
2.
減温水量制御は不要です。
3.
長い直管部を必要としないので、設置場所が限定されません。
4.
気水分離装置を内蔵しており、良質の蒸気を供給します。
5.
注水ノズルが小さい場合には100μmのフィルターが内蔵されています。
6.
小型・コンパクト型です。