スチームアキュムレータシリーズ SVQ型/SQ型

省エネ型/簡易型/保圧弁型

シンエイのスチームアキュムレータは、設置スペースに応じて立型・横型どちらでも選べます。

スチームアキュムレータ SVQ型(立型)スチームアキュムレータ SVQ型(立型)
スチームアキュムレータ SQ型(横型)スチームアキュムレータ SQ型(横型)

シンエイスチームアキュムレータは変圧式と呼ばれるもので、余った蒸気の持っている熱量を高温高圧の飽和蒸気として蓄積し、必要に応じて圧力を下げつつ所定の蒸気を発生します。すなわち、高圧の蒸気を受け入れて、低圧の蒸気を送出します。 蓄熱媒体として熱容量の大きな飽和熱水を使用しており、単なる気相の蒸気溜と比較すれば同一容量で70倍以上の蓄熱量となります。

アキュムレータは蒸気使用量の時間的変動とボイラの蒸気発生とのアンバランスを吸収しますので、ボイラは効率の良い安定運転が可能となり、一方蒸気使用側では自由に蒸気を使用できます。

我が国ではスチームアキュムレータと言えば横型が一般的でしたが、当社では1985年、立型の問題点とされていた缶内水温分布、最大蒸気速度、振動の諸点を解決し、横型に加え小型から大型までの立型アキュムレータを標準化しています(特許)

立型、横型ともに日常操作は地上から行えるノンステージ型となっています。

SVQ型立型
SQ型横型

シンエイ スチームアキュムレータの特長

1
設置スペースに応じて立型、横型どちらでも選べます 立型、横型で蓄熱量、蒸発量は全く同じです。
2
全ての操作は地上から行えるノンステージ型 安全性、保温性能、運搬、経済性などあらゆる面から有利です。
3
蓄熱能力は理論通り 缶内水は完全な飽和温度となっています(実測検証します)。
4
設置効果の大きなシステム設計 設置目的に応じた、合理的なアキュムレータシステムを提供します。
5
高圧側の負荷変動も平準化 アキュムレータを通過しない高圧側の蒸気負荷変動も吸収します。
6
  • 小型貫流ボイラの運転を安定化します。
  • ボイラ容量を増大します。
  • 発生蒸気は乾き度の高い良質蒸気です。
  • ボイラからのNOxの発生も低減できます。
  • 夜間、休日のボイラ運転の停止が可能になります。

省エネ型スチームアキュムレータの特長

蒸気の負荷変動をスチームアキュムレータに吸収させながら、全自動で、ボイラの蒸発量を蒸気負荷の大まかな平均値となるように制御することができます。
このシステムは『平均化システム』と呼ばれ、アキュムレータの内圧の推移がその時々の蒸気の需要供給の過不足を表していることに着目したもので、ボイラは工場蒸気負荷の変動にもかかわらず、極めて安定的に蒸気を発生するようになります。

簡易型スチームアキュムレータの特長

蒸気供給源として小型貫流ボイラを設置する場合には、スチームアキュムレータを併設すると大きな効果があります。 この場合には、アキュムレータとボイラ間の蒸気受入弁は省略して、アキュムレータの出口側の減圧弁のみの”簡易型”が便利です。

効果

  • ボイラの連続運転時間帯が増加
  • ボイラの起動、停止回数が減少しプレパージ、ポストパージによる熱損失が減少、電力の節約が可能
  • 供給蒸気の乾き度上昇
  • 多数缶設置の場合、アキュムレータ内圧の緩やかな変化で合理的な台数管理
  • ボイラの能力以上のピーク負荷変動に対応可能

保圧弁型スチームアキュムレータの特長

保圧弁型スチームアキュムレータシステムは、パッケージボイラとの組合せで威力を発揮する手軽なシステムです。 保圧弁は弁前圧力が設定圧力を越すと開き始め、その圧力が上昇するにつれて弁開度も大きくなるように動くので、オーバーフロー弁とも言われます。

保圧弁はアキュムレータがボイラにとって過大な負荷となることを防止しており、パッケージボイラや排熱ボイラにとってはドラム圧力が安定し、手軽に使用できます。

スチームアキュムレータの適用分野

蒸気を使用する全業種におすすめします。特に以下のような業種で多くご利用いただいています。

  • 製鉄
  • 石油化学
  • ゴム
  • 製糖
  • コンクリート
  • 食品(ビール、缶飲料)
  • 建材
  • 繊維染色
  • 病院
  • 化学
  • 医薬
  • 半導体
  • フィルム
  • ゴム・タイヤ

詳しくは直接お問い合わせいただくか、製品カタログをご請求ください。 製品カタログ(PDFファイル)はダウンロードしてご覧いただくこともできます。

カタログダウンロード

製品紹介

top